4:00〜5:00JST こころの時代 Spiritual Age
アンカー Anchor: 遠藤ふき子 Endoh-Fukiko さん
聖マリアンナ医科大学 名誉教授 長谷川和夫
・人は年を取る感覚ははっきりとは持っていない。定年退職や周りからの対応の変化や運動能力の低下など、年を取る自覚を持たされる。
・また、自分の老いと共に親や友人の死が現実となることにより年を取ることが自覚される
・年を取ると先行きよりも過去を振り返るようになる。積極的になりにくい。気力が薄れてくる。鬱的になる。
・これまで生きてきたことに対して達成感が出てくる。今まで生き抜いてきたという強さ(頑固さ)もある。
・高齢者の方を診察するのは、若いときは目上の方に対応するような気持ちだった。今では同僚としてお伺いし、受け止めている。
・私の若い頃は65歳以上の高齢者は6%程度だったが、今は20%を越えている。
・もともと脳波の研究をしていたが、恩師の「しんぷくなおたけ」先生の指導により老人ホームで認知症の診断をすることになったのがこの道に進むきっかけ。
・診断がぶれないように、初めて迷いながらも認知症の診断を数値化した(長谷川式認知症スケール 1974年)。
長谷川式認知症スケール
・年はいくつですか
・今日は何月何日ですか
・ここはどこか分かりますか
・3つの言葉(桜、猫、電車)を覚えておいてください。後で聞きますから
・100から7ずつ引いていってください。
・4桁の数字を逆にいってみてください。
・さっき覚えておいた三つの言葉を言ってください(遅延再生)。
*アルツハイマー病の人は遅延再生が特に難しい。即時再生は認知症の人でもかなり出来る。
認知症は、日付の質問と、遅延再生がもっともセンスティブに現れる。
・机の上に5つのものを置いて覚えてもらい、それらを隠して何があったか答えてもらう
・野菜の名前を出来るだけ言ってみてください(1から5までは0点。それ以上は言えた数−5点。たとえば7つ言えたら2点)。
・認知症は病気ではなく加齢現象だと思われていた。
・1901年にフランクフルトのアルツハイマーという精神科医が最初に報告した。そのときのカルテ(質問項目など)が発見されている。
・お年寄りの精神疾患に接して鬱、幻覚、分裂病などがあったが、きちんと治療すると直るものもある。
・それでますます興味を持った。世界中の認知症研究者を自費(70万の定期預金をおろして工面した)で訪ねた。
・老年精神医学に入る前の1956年に2年間米国に留学した。西海岸まで13日間かかった。1年半研修医、半年ボルチモアで医師として働いた。
・だんだんなれてきたが、言葉では苦労した。おかげて物怖じしなくなった。
・その頃はベトナム戦争前のアイゼンハワーの時代で、いい時代のアメリカで過ごすことが出来た。
・東京都内で在宅の認知症を調査した。当時はほとんどが血管性認知症でアルツハイマーは少なかった。認知症は、外国では北欧を除きほとんどがアルツハイマー病。
・現在では成人病対策や食生活の欧米化、高齢化の進行(75才以上の高齢者の増加)などによりアルツハイマーによる認知症が多くなった。
続きは明日...
遅延再生は結構難しいです。うーんアルツハイマーになったらどうしようかと心配です。
長谷川式認知症スケール
問題1 年齢(本人の年齢を問う)
問題2 日時の見当識(本日の日付を問う)
問題3 場所の見当識(現在いる場所を問う)
問題4 3つの言葉の記銘(無関係の3つの言葉を覚える)
問題5 計算(引き算を2回行う)
問題6 数字の逆唱(3桁と4桁の数字を逆の順で答える)
問題7 3つの言葉の遅延再生(問4の言葉を思い出し答える)
問題8 5つの物品記銘(無関係の5つの物品を記憶したあと、思い出して答える)
問題9 野菜の名前に関する言語の流暢性(野菜の名前を数多く答える)
認知症介護情報ネットワークのホームページ
(日本語 japanese)http://www.dcnet.gr.jp/index.htm
(英語 english) http://www.dcnet.gr.jp/english/english_index.htm
アンカー Anchor: 遠藤ふき子 Endoh-Fukiko さん
聖マリアンナ医科大学 名誉教授 長谷川和夫
・人は年を取る感覚ははっきりとは持っていない。定年退職や周りからの対応の変化や運動能力の低下など、年を取る自覚を持たされる。
・また、自分の老いと共に親や友人の死が現実となることにより年を取ることが自覚される
・年を取ると先行きよりも過去を振り返るようになる。積極的になりにくい。気力が薄れてくる。鬱的になる。
・これまで生きてきたことに対して達成感が出てくる。今まで生き抜いてきたという強さ(頑固さ)もある。
・高齢者の方を診察するのは、若いときは目上の方に対応するような気持ちだった。今では同僚としてお伺いし、受け止めている。
・私の若い頃は65歳以上の高齢者は6%程度だったが、今は20%を越えている。
・もともと脳波の研究をしていたが、恩師の「しんぷくなおたけ」先生の指導により老人ホームで認知症の診断をすることになったのがこの道に進むきっかけ。
・診断がぶれないように、初めて迷いながらも認知症の診断を数値化した(長谷川式認知症スケール 1974年)。
長谷川式認知症スケール
・年はいくつですか
・今日は何月何日ですか
・ここはどこか分かりますか
・3つの言葉(桜、猫、電車)を覚えておいてください。後で聞きますから
・100から7ずつ引いていってください。
・4桁の数字を逆にいってみてください。
・さっき覚えておいた三つの言葉を言ってください(遅延再生)。
*アルツハイマー病の人は遅延再生が特に難しい。即時再生は認知症の人でもかなり出来る。
認知症は、日付の質問と、遅延再生がもっともセンスティブに現れる。
・机の上に5つのものを置いて覚えてもらい、それらを隠して何があったか答えてもらう
・野菜の名前を出来るだけ言ってみてください(1から5までは0点。それ以上は言えた数−5点。たとえば7つ言えたら2点)。
・認知症は病気ではなく加齢現象だと思われていた。
・1901年にフランクフルトのアルツハイマーという精神科医が最初に報告した。そのときのカルテ(質問項目など)が発見されている。
・お年寄りの精神疾患に接して鬱、幻覚、分裂病などがあったが、きちんと治療すると直るものもある。
・それでますます興味を持った。世界中の認知症研究者を自費(70万の定期預金をおろして工面した)で訪ねた。
・老年精神医学に入る前の1956年に2年間米国に留学した。西海岸まで13日間かかった。1年半研修医、半年ボルチモアで医師として働いた。
・だんだんなれてきたが、言葉では苦労した。おかげて物怖じしなくなった。
・その頃はベトナム戦争前のアイゼンハワーの時代で、いい時代のアメリカで過ごすことが出来た。
・東京都内で在宅の認知症を調査した。当時はほとんどが血管性認知症でアルツハイマーは少なかった。認知症は、外国では北欧を除きほとんどがアルツハイマー病。
・現在では成人病対策や食生活の欧米化、高齢化の進行(75才以上の高齢者の増加)などによりアルツハイマーによる認知症が多くなった。
続きは明日...
遅延再生は結構難しいです。うーんアルツハイマーになったらどうしようかと心配です。
長谷川式認知症スケール
問題1 年齢(本人の年齢を問う)
問題2 日時の見当識(本日の日付を問う)
問題3 場所の見当識(現在いる場所を問う)
問題4 3つの言葉の記銘(無関係の3つの言葉を覚える)
問題5 計算(引き算を2回行う)
問題6 数字の逆唱(3桁と4桁の数字を逆の順で答える)
問題7 3つの言葉の遅延再生(問4の言葉を思い出し答える)
問題8 5つの物品記銘(無関係の5つの物品を記憶したあと、思い出して答える)
問題9 野菜の名前に関する言語の流暢性(野菜の名前を数多く答える)
認知症介護情報ネットワークのホームページ
(日本語 japanese)http://www.dcnet.gr.jp/index.htm
(英語 english) http://www.dcnet.gr.jp/english/english_index.htm
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