このブログはNHKとは関係のない個人(私)が、NHK FMラジオで放送された「ラジオ深夜便」の一部の番組内容をメモとして残しておくことを目的としています。ほぼ毎日の内容を不定期に更新していきます。
4:00〜5:00JST こころの時代 Spirtual Age
 アンカー Anchor: 川野一宇(Kawano-Kazeie) さん インタビュアー Interviewer: 佐野剛平(Sano-Gouhei)さん

 今井千鶴子 昭和3年生まれ
・一人っ子だった。父も母も俳句をやっていた。自分のそばに自然に俳句があった。
・幼い時、一人で家においておくわけには行かなかったので、句会に連れて行かれた。
・母によると、私が三つのとき作った「松の木に せめてたららの 火鉢かな」意味は私もわからない。目黒か鎌倉にいたときだと思う。

・母(今井つる女)は東京生まれで松山で育ち今治の波止浜(はしはま)に嫁いだ。父は波止浜の町長だった。高浜虚子はうちの母の叔父になる。
・母の句は正統派。金の短冊に書ける。「千両の 実をこぼしたり 青畳」(景色が立ち上がって見える−母の談)
・母の母(育ての)はみっともないのが大嫌い。きちんとした人。「おばあちゃまは みっとも の為に生きている」といって笑ったものだった。
・賞を取るために俳句を作るのではなく、自然が語りかけるものを感じて俳句にするのがいいと思う。虚子の受け売りですけど。
・身近な物事を気取らずに俳句に詠む。

・「孫という かわゆきものと 春を待つ」母が私の子供といっしょにくらしていた頃に作った。
・「片付けて子と 遊びけり 針供養」「雛菓子の へるばかりなり 母の留守」母が私の幼い頃に作った歌。

・終戦の年は疎開して今治の波子浜にいた。サイパンから爆撃機が広島の呉に向かってくるので、しょっちゅう空襲警報が出て山に逃げた。
・8月6日は朝から炊き出しをしていて外にいたので、8時15分にピカッと光るのをみた。昨日の今治空襲の成果の写真を撮りにきたのかと思った。 
・今治にも、その日の午後2時ごろに広島に新型爆弾が落ちたことが伝わった。

・母の句で句碑になっているもの「渦潮に 暮れては消ゆる 春の雪」「渦隔て 秋の祭りの 島二つ」
・私の若い頃の句で「いち早く 少女らに 夏来たりけり」を作った。壷井栄さんがこの句を文章にして、それが教科書に載ったことがある。
・東京の室町で少女達とすれ違ったとき、瞬間に思ったことを書いたのが上の句。あの当時、何も無いけど空だけは明るかった。
・なにもないけどあの頃はよかったなぁ。わたしはもうすぐ死ぬからいいけど(笑い)。
・私はクリスマスが好きで、「街という 街行けば クリスマスカロル」を作った。
・二月にイギリスのエリザベス女王が王位を継いだ。そのとき丸ビルに女王の写真があり、「英国の クイーンの写真 春の雪」を作った。

・句会でみんなが良いと言う句は先生には選ばれないことが多いんですよ。

明日は高浜虚子の句会についてお話してくださるそうです。


この記事はアップする予定はありませんでしたが、今井千鶴子さんの語り口が余りに明るくて歯切れが良いので書くことにしました。
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