このブログはNHKとは関係のない個人(私)が、NHK FMラジオで放送された「ラジオ深夜便」の一部の番組内容をメモとして残しておくことを目的としています。ほぼ毎日の内容を不定期に更新していきます。
4:00〜5:00JST こころの時代 Spirtual Age
 アンカー Anchor: 国井雅比古(Kunii-Masahiko) さん インタビュアー Interviewer: 金光寿郎(Kanamitsu-toshio)

境野勝悟(さかいの かつのり Sakaino-Katsunori 1932年・昭和7年生まれ )は、日本の哲学者、東洋思想研究家、作家。神奈川県横浜市出身。1955年、早稲田大学教育学部卒業(国語国文学)。同年より栄光学園の国語の教師として18年間勤務。1973年、同校を退職。その後、駒澤大学大学院神学特殊研究科博士課程修了。74才。現在、神奈川県大磯町にて「道塾」を主宰。また、全国各地にて講演会を開催している。



・「天上天下唯我独尊」「一切衆生悉有仏性」は矛盾なのか?

・仏陀の母マーヤは実家に戻って仏陀を出産するため、旅の途中にあるルンビニと呼ばれた花園で出産する。
・仏教は奇蹟を説く宗教ではないので、生まれてすぐに話したり歩いたりするのは後からの作り話。
・初め仏陀は仙人になるため、苦行をしていて倒れた。そのときスジャータという女性から母乳を飲ませてもらって救われた。苦行では何も得るものはない、何の修行もしていない生身の女性から母乳を貰って救われた。
・その後、宵の明星を見ている自分の尊さに気づいた。修行して得たものではない、貰ったものではない、自分だけにあるものではない誰にでも持っている生命の力に気づいた。
・身についていないものを得ようとして修行・努力してきたが、基本的な生命の力に気が付いた。
・「父母未生以前」に悟りがある。宇宙の力が私たちの命を生み出し、育んでくれる。それに気づくことが悟りである。自分の命の根源について知ることが悟り。
・「即心是仏」心がそのまま仏である。「この身すなわち仏なり」つまり「天上天下唯我独尊」となる。これが本質。
・この「唯」には「与えられた」という意味がある。天上天下から授けられたこの私の命は独(=もっとも)尊い、となる。
・そして誰も同じ尊い命を持っている「一切衆生悉有仏性」となる。


・悩みは、自分の考え方、都合だけで物事をとらえることにより生じる、戦争までも起きる。
・私たちは宇宙の生命の中で生まれ、生き、死んでいくものだと悟ると苦しみが無くなる。

・「一切衆生悉有仏性」なのに、仏陀は人々が様々な悩みに苦しむのを見て何とかしようと思う。

・「如」宇宙的な生命の働き。一切の人が仏性を持っているので、全ての人は如来である。
・苦しみを分析したのが、「四苦八苦」。その苦しみから抜け出すと「極楽」になる。
・仏陀はその苦しみを解説した。四苦は生老病死。それらは本当に苦しみなのか?
・どうして生が四苦の中に入っているのか。
・四苦の「生」とは
 「愛別離苦」(あいべつりく)愛し合うものと別れなくてなならないこと
 「怨憎得苦」(おんぞうえく)憎み合うもの同士が一緒に生活しなければならないこと
 「求不得苦」(ぐふとっく)求めても得られないこと
 「五陰盛苦」(ごおんじょうく)心身には色・受・想・行・識の五つの陰(煩悩)があり、これらの五陰から起こる本能的欲求の苦しみ(食欲、性欲、名誉欲など)
以上の四つを考えた
・「五陰」とは、例として自分の子供についてあげると、色・見る(自分の子供を見て)、受・感じる(可愛いと思い)、想・考える(幸せにするにはどうするか)、行・行動する(塾にでも行かせて勉強させる)、識・それしかないと思う(どうしてもあの学校に入学しないといけない)
・他の例:男性が素敵な女性を見て、結婚したいと思うがそれが出来なかったときにひどく苦しむ。
・他の例:会社の経営で増収・増益をめざしていて目標に達しなかったときにひどく苦しむ。
・最後の「それしかないと思う」ことにならないと、とても苦しむ。その人間心理を仏陀は見抜いて説いている。

・自分の命の基本的なあり方に目覚めると、その命の働きが尊く、それにより幸せに導かれることに気づくと、自分の勝手に思い描いた目的意識に振り回されないですむ。

続きは明日...

しばしば言われることですが、「気づき」が大切なんですね。あたりまえのことを気づく、簡単でとても難しい、自分や家族、他人の言動を見るにつけそう思います。

境野勝悟さんは有名な進学校(東大合格者が毎年50人以上)の栄光学園で教鞭をとっていたようです。
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