1:00〜2:00 民話を語ろう
アンカー 榊 寿之さん
解説 大島広志さん 國學院大學講師。
語り 菊池栄子さん 遠野市在住
聞き手 斎藤季夫アンカー
♪演目♪
1.おしらさま
ある夫婦の間に美しい娘がおりました。その娘は馬が好きで、馬と夫婦になりたいという。父親は怒って、その馬を桑の木につるして、生きたまま皮を剥いでしまいます。それを見ていた娘は泣いて倒れてしまうと、馬の皮がその娘を包んで空へと連れて行きました。その娘が夢枕に立って、「庭のうすの中に小さな虫がいるので、馬をつるした桑の葉をやって育ててください」と告げます...。(おしらさまは元々蚕の神様で、時とともに様々なご利益のある神様になっています)
2.かっぱ淵
ある若者が、馬を水辺に連れて行き水を飲ませたり、馬の体を洗っていると何かに驚いて厩に帰ってしまいます。みんなが驚いて厩の中を見ていると、水かきのある子供の手のようなものが見えます。それは河童でした...。(小生、四国の出身です。残念ながら東北弁のヒヤリングが不自由で、1/3ほどしか聞き取れませんでした。語りの中で、「ふね」という言葉が出てきますが、飼い葉おけのことだそうです。かっぱがそこに隠れていました。)
3.豆腐と蒟蒻
豆腐が体調を崩し、医者に見てもらおうと歩いていると、蒟蒻に会います。蒟蒻は「医者に見てもらっても、薬を飲んでも、もとの豆には戻らないよ」と憎まれ口をいいます。豆腐は悔しがり、蒟蒻が調子を崩してお寺や神社にお参りしようとしてたときに、蒟蒻に向かって、「おまえは灰汁で固めた体じゃないか。もうどうにもならんよ。」と言い返しました。二人はよく考えてみると同じような境遇(豆や根を潰して灰汁やにがりで固める)だと気づき、今では仲良くお店の前に並んでいるということです。(もともと仲の良かった豆腐と蒟蒻のバージョンもあるそうです。)
4.いっぱの藁を十六ぱ
長者が街道に立て札をたてました。「いっぱの藁を十六ぱにした者をうちの婿にする」と立て札にあります。もっさりとした貧乏な若者がいっぱの藁をつかんで長者の家に行きました。長者の家族が出てくると、若者はいっぱ(いちわ:1)のわらを庭(にわ:2)になげ、にわの隅には桑(くわ:9)があり、婆の顔には皺(しわ:4)があるとして十六ぱになったことを言いました。これを聞いた長者は若者を誉めて、その家の後継ぎとしました。
5.せやみ(なまけもの)
なまけものの若者がいました。両親は心配して、旅にでも出たらもう少し何とかなると思い、握り飯を用意して旅に出させます。腹が減ってきたこの若者は握り飯を食べたいと思うのですが、取り出すのが面倒です。向こうから来る編み笠の男に、その握り飯を取り出してもらおうとしますが...。(上には上があるというお話でした。)
6.雪女(源流は小泉八雲で、遠野に伝わったもの)
冬に親父と息子が山で小屋がけをして炭を焼いていました。二人が寝ていると雪の塊が小屋の中に入ってきました。それは雪女でした。息子がそれに気づいてみていると、雪女は親父の襟に息をかけて凍死させてしまいました。雪女は息子に気がつきましたが、このことは秘密にしろといって外に出て行きました。その息子が若者になって、親父と同様に炭焼きをしていました。ある日とても美しい女が来て、その若者と夫婦になり、子供が3人出来ました。ある日の吹雪の夜、親父が雪女に殺された日のことを自分の妻にしゃべってしまいます。すると妻はあの日の雪女に変わり、約束を破ったといってその家から出て行ってしまいます。
夏休みの間は、菊地さんほか語りの方はJR遠野駅から5分のところにある、遠野昔話村という所があります。そのの向かいにある遠野物産館の二階に「語り部ホール」で、一日5回、一回20分の昔語りを聞かせてくれるそうです。
遠野物産館などの施設のリンクは→ 遠野市観光協会−−観光施設案内
遠野の場所リンク(マップル)は→ 遠野の見どころ情報:マップルネット
来週のこの時間も遠野の民話を放送する予定。
アンカー 榊 寿之さん
解説 大島広志さん 國學院大學講師。
語り 菊池栄子さん 遠野市在住
聞き手 斎藤季夫アンカー
♪演目♪
1.おしらさま
ある夫婦の間に美しい娘がおりました。その娘は馬が好きで、馬と夫婦になりたいという。父親は怒って、その馬を桑の木につるして、生きたまま皮を剥いでしまいます。それを見ていた娘は泣いて倒れてしまうと、馬の皮がその娘を包んで空へと連れて行きました。その娘が夢枕に立って、「庭のうすの中に小さな虫がいるので、馬をつるした桑の葉をやって育ててください」と告げます...。(おしらさまは元々蚕の神様で、時とともに様々なご利益のある神様になっています)
2.かっぱ淵
ある若者が、馬を水辺に連れて行き水を飲ませたり、馬の体を洗っていると何かに驚いて厩に帰ってしまいます。みんなが驚いて厩の中を見ていると、水かきのある子供の手のようなものが見えます。それは河童でした...。(小生、四国の出身です。残念ながら東北弁のヒヤリングが不自由で、1/3ほどしか聞き取れませんでした。語りの中で、「ふね」という言葉が出てきますが、飼い葉おけのことだそうです。かっぱがそこに隠れていました。)
3.豆腐と蒟蒻
豆腐が体調を崩し、医者に見てもらおうと歩いていると、蒟蒻に会います。蒟蒻は「医者に見てもらっても、薬を飲んでも、もとの豆には戻らないよ」と憎まれ口をいいます。豆腐は悔しがり、蒟蒻が調子を崩してお寺や神社にお参りしようとしてたときに、蒟蒻に向かって、「おまえは灰汁で固めた体じゃないか。もうどうにもならんよ。」と言い返しました。二人はよく考えてみると同じような境遇(豆や根を潰して灰汁やにがりで固める)だと気づき、今では仲良くお店の前に並んでいるということです。(もともと仲の良かった豆腐と蒟蒻のバージョンもあるそうです。)
4.いっぱの藁を十六ぱ
長者が街道に立て札をたてました。「いっぱの藁を十六ぱにした者をうちの婿にする」と立て札にあります。もっさりとした貧乏な若者がいっぱの藁をつかんで長者の家に行きました。長者の家族が出てくると、若者はいっぱ(いちわ:1)のわらを庭(にわ:2)になげ、にわの隅には桑(くわ:9)があり、婆の顔には皺(しわ:4)があるとして十六ぱになったことを言いました。これを聞いた長者は若者を誉めて、その家の後継ぎとしました。
5.せやみ(なまけもの)
なまけものの若者がいました。両親は心配して、旅にでも出たらもう少し何とかなると思い、握り飯を用意して旅に出させます。腹が減ってきたこの若者は握り飯を食べたいと思うのですが、取り出すのが面倒です。向こうから来る編み笠の男に、その握り飯を取り出してもらおうとしますが...。(上には上があるというお話でした。)
6.雪女(源流は小泉八雲で、遠野に伝わったもの)
冬に親父と息子が山で小屋がけをして炭を焼いていました。二人が寝ていると雪の塊が小屋の中に入ってきました。それは雪女でした。息子がそれに気づいてみていると、雪女は親父の襟に息をかけて凍死させてしまいました。雪女は息子に気がつきましたが、このことは秘密にしろといって外に出て行きました。その息子が若者になって、親父と同様に炭焼きをしていました。ある日とても美しい女が来て、その若者と夫婦になり、子供が3人出来ました。ある日の吹雪の夜、親父が雪女に殺された日のことを自分の妻にしゃべってしまいます。すると妻はあの日の雪女に変わり、約束を破ったといってその家から出て行ってしまいます。
夏休みの間は、菊地さんほか語りの方はJR遠野駅から5分のところにある、遠野昔話村という所があります。そのの向かいにある遠野物産館の二階に「語り部ホール」で、一日5回、一回20分の昔語りを聞かせてくれるそうです。
遠野物産館などの施設のリンクは→ 遠野市観光協会−−観光施設案内
遠野の場所リンク(マップル)は→ 遠野の見どころ情報:マップルネット
来週のこの時間も遠野の民話を放送する予定。
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