このブログはNHKとは関係のない個人(私)が、NHK FMラジオで放送された「ラジオ深夜便」の一部の番組内容をメモとして残しておくことを目的としています。ほぼ毎日の内容を不定期に更新していきます。
1:00〜2:00JST NHK Radio Program: "RADIO SHINNYABIN"
ラジオ深夜便 
アンカー Anchor 川野一宇(Kawano-Kazuie)さん

     ♪演目 playlist♪
  1. 落語 「へっつい幽霊」三代目 桂三木助(かつらみきすけ)
     『へっつい』とは「カマド・竃」のことです。まくらは一言、「どういうわけか昔から、幽霊には足がないということになっております」。
     ある道具屋にあっ「へっつい」は三円で売れるが、夜になると「へっつい」から幽霊が出るとのことでその晩すぐに一円五十銭で返品がある。最初のうちは、三円で売って一円五十銭で戻ってくるのでいい儲け口だったが、町内にその噂が知れ渡り、他の商品まで売れなくなってしまう。どうにかしようと考え、その「へっつい」に一円を付けて持って行ってもらおうと道具屋夫婦が話しをしている。
    それを裏で聞いていた渡世人の熊五郎が勘当された若旦那の銀ちゃんを誘って引き取りに行く。一円をもらって持って帰る途中、若旦那はひ弱で担ぎなれてないため、つまずいてへっついを落としてしまう。へっついの欠けたところから三百円が出てきた。とりあえずへっついは若旦那の部屋へ置いておいて、二人はそれを半分に分け、熊五郎は賭博場へ、銀ちゃんは吉原へ行き二人ともすっからかんになってしまう。その晩、へっついから幽霊が出て金を返せと言ったので、若旦那は熊五郎のうちへ逃げ込む。
     熊五郎は翌日、若旦那の実家へ行き、事訳を説明し三百円を用意してもらってくる。その晩も幽霊が出たので話しをすると、幽霊は左官の長五郎と言い、博打が好きで大金を儲けてその一分をへっついに隠していたとのこと。取り出した熊五郎が半分よこせと幽霊に掛け合い、百五十円づつに分けることになった。その後、賭博好きの幽霊と熊五郎は丁半をすることになり、お互いに百五十円づつをかけるが熊五郎が勝つ。幽霊はもういっぺんやろうという。「せっかくだけどそれは断ろうじゃないか。おまえのほうに銭のないのは判るってんだもの」「親方安心してください。あっしも幽霊ですから、決して足は出しません」

  2. 落語 「置き泥」四代目 三遊亭円遊(さんゆうていえんゆう)
     新米の泥棒がの長屋に忍び込みます。その部屋に寝ていた大工は泥棒に気づきますが、博打にこってすってんてんで、風呂敷をかぶっただけで寝ていました。どうやって死のうかと考えていたところだったので、泥棒の持っている匕首で胸を刺して殺してくれと頼みます。泥棒は哀れんで50銭渡そうとしますが、うどんを二杯食べたら終わりだからと貰うのを辞退します。大工道具は質屋に入れて8円、大工のユニフォームの半纏腹掛けが2円くらい、ほかにも溜めた家賃、友達からの借金、もあるという。泥棒があきれていると、こんな長屋よりお妾さんの屋敷に忍び込めという。きっとそのお妾さんはお前(泥棒)の顔をみて初恋の人によく似てるんできっと仲良くなるとと思うよ、などと無責任なことをいいます。泥棒は腹を立てて帰ろうとします。すると大工さんは泥棒に向かって「すまねえけどよ、こんどの晦日にまた(泥棒に)入っておくれ」。

    へっつい幽霊
  • 噺の中で 円 を 両 と言ったりしています。300円は十円金貨で30枚です。
  • 「へっつい」は左官だった幽霊の長五郎がので三百円を隠すために自作したものです。この「へっつい」は台所に作り付けでない移動式のものです。ちょっと前まで売ってるのを見たことあります。(小生)
    置き泥
  • 真っ裸で長屋暮らしをしている大工さんているが泥棒に向かって、「積善の家に余慶あり」(善いことを積み行ってきた家では,かならず子孫に福がおとずれるという意味)なんてことを言ったりします。江戸時代は結構教育のレベルが高かったことが想像されます。(小生)
  • おちで「すまねえけどよ、こんどの晦日にまた(泥棒に)入っておくれ」と言っているのは晦日(月末、30日)には大家さんに部屋代を払うためで、この日に泥棒に入られたことにすれば「店賃を用意しといたんだが泥棒に盗まれた」と言い訳できるわけです。(小生)
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